キタローのよみたんミーグルグル!!

よみたん中をミーグルグル。読谷村とその周辺のいろいろなことを、ボク(キタロー)が勝手にキョロキョロしながらウキウキウォッチング!?

カテゴリ: キタローコレクション

どうも、キタローです!
昨年の7月、北窯の30周年を記念した大陶器市が、桜坂劇場で開催されました。
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北窯の4工房のやちむんはもちろんのこと、北窯で修行を積み全国各地で窯を開いた、いわゆる北窯卒業生の皆さんのやちむんが勢揃いした、北窯好きのみならずやちむん好きにとってまさに夢のような陶器市でした。(個人的感想)
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で…その時、ボクもいろいろ迷った挙げ句、ひとつだけやちむんを購入しました。
それが、コチラ。
北海道の道南に位置する厚沢部町にあるソロソロ窯の七寸皿です。
ソロソロ窯の臼田くんは、北窯の共司工房で12年間修行をした後、奥さんの故郷である北海道の廃校となった学校の校舎で工房を開きました。
現在、このソロソロ窯が北窯から一番遠く離れたところにある工房なんですよね。
土も地元(北海道)のものを使って作っているということで、器の肌合いとか色味とかがやっぱり沖縄の土とは違う感じがするし、でもそれも含めてしっかりした形や雰囲気のある絵付けは、さすがだなーと思わせる雰囲気を醸し出しています。
なんというか…飄々とした中にドッシリとした存在感?そういうのに惹かれました。
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後ろから見ると、こんな感じ。
裏から見てもキレイな形をしています。
流れるような絵付けも気負いが無くて、スゴくいい感じ。(ボクがいうのもなんですが…)
しばらく使わずに飾って眺めて楽しんでいましたが、そろそろ実際に使ってあげなくちゃ、って思っているところです。

北海道の廃校の跡地で器を作っているソロソロ窯…いつか行ってみたいなぁ。

◎オマケ
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2008年3月5日。
臼田くん北窯最後の窯焚きの一コマ。
もう15年も経つのか…。

  所在地 北海道桧山郡厚沢部町字清水101番地1
  電 話 0139-64-3772
  営 業 10:00〜16:00
  定休日 不定休(事前に電話で要確認)

どうも、キタローです!
11月に栃木訪問時に益子の川尻製陶所に行ってきたんですが(タクヤには会えなかったけど…)、その時に器をお土産に頂いちゃったんですよね。
しかも、2つ。
今回は、ソレをちょっとご紹介させていただきます。
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まずは、コチラ。
鉢…というか、深皿といったほうが良い、ちょっと深さのある五寸の器。
直径約15.5cm、深さ(高さ)約 4.0cm、底部の直径 5.5cm。
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土も釉薬も地元の原料を使って作っているということで、沖縄の焼き物とはまた違った雰囲気ですね。
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形も釉薬の感じも優しい感じがしますが、鉄分が含まれているんでしょうか?黒い斑点のようなものが浮かんでて、それがまたいい味を醸し出しています。
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そして、もう一点。
コチラも五寸皿。
サイズは、直径15.5cm、高さ 2.8cm、高台の直径 8.8cm、高台の高さ0.6cm 。
いい感じの取り分け皿。
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縁の方に、白い釉薬で△の文様(?)がリズミカルに描かれています。
逆に、内側の蛇の目も含めた感じがお日様のように見えなくもありません…。
どっちにしても楽しい気持ちになる器です。
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コチラは下から見たところ。
ちゃんと高台があって、きれいに仕上げられています。
この皿も、深皿と同じように黒い斑点が浮き出ているので、やはり土に含まれている成分のせいかもしれません。

どちらのお皿にも言えるのは、色使いやデザインがシンプルで、形がきれいなので、普段の生活の中でスゴく使いやすいお皿ってことです。
いいものを頂きました!
タクヤ(&お母さん)ありがとー!(今度はちゃんと購入します。)

◆ 
川尻製陶所 川尻琢也
  所在地 栃木県芳賀郡益子町益子4327番地 
  電 話 080-1296-5903

どうも、キタローです!
先日行った、北谷やちむん市。
雨風が強くて寒かったので、不本意ながら滞在時間短めで退散しました。
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ですが、そんな中でもいくつか(3点)ゲットさせていただきましたよ。
と、いうことで、恒例のご紹介(じまん)させていただきます。
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まずは、こちら。
今年、工房を開いた 陶と厨子甕 ひ窯 の花器。
実は、ひ窯のインスタで、「北谷やちむん市には訳あり品も持って行きます。こちらは、一番還元と焼きが強い場所に置いていた小さい花器。焼けすぎで縁がブツブツしてしまったので通常よりお安い値段で並ぶ予定です。」とアナウンスされていたものです。
高さ約9.5cm、上面の直径約6.5cm、高台の直径約5cm。
上半分に、ペルシャ釉がかかっていますが、たしかに焼けすぎて鈍い発色になっています。
ただ、色も上部のブツブツもいい味というか、逆に雰囲気がでていてすごく良いです。
サイズ感もいい感じ。
お安く購入できて、なんか逆にラッキー。
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こちらも、同じくひ窯のマグカップ。
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先程の花器と同じ配色ですが、こちらはいい具合に焼けています。
高さ約9cm、上の直径約10cm、下が約6cm。
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ひっくり返すと、富士山みたい(?)なきれいな形をしています。
たっぷりとコーヒーが飲めるサイズです。
それほど重くもなく、取っ手の様子もいいので、とても使いやすそうです。
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そしてもう一つは、白化粧にコバルトで刷毛目でささーっと線画描かれた、渡慶次工房の器。
渡慶次工房も、今年新しく生まれた工房です。
直径約21.7cmなので、7寸皿。
爽やかで瑞々しい雰囲気が感じられて、ひと目で気に入りました。
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裏は、こんな感じ。
高台の形もきれいです。
ちょっと繊細な感じはしますが、弱々しいということではなく、今後どんどんたくましくなっていく様な気がするな。
いやぁ、しかしもう読谷(がらみ)の新しい作り手がどんどん出てきて、何ていうか嬉しい悲鳴っていうか、楽しみしかないですね。
いやぁ、今回もいいものを手に入れることができました。
良かった、良かった。

どうも、キタローです!
先日の那覇のmiyagiyaで開催された、「コキュの手仕事」展。
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会場に、こんなステキな絵が飾られていたのですが…。
コレ、コキュの芝原雪子さん(ユッコ)と学生時代に同級生だったという画家の方が描いたものだそうです。
いい雰囲気。
そして、この絵のモデルになったのが…
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コチラです。
そうです、この水指こそ、あの絵に描かれた水差しそのものです(…たぶん)
そして、なんと今回、縁あってこの水指を購入させていただきました。(自慢)
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サイズは、高さ約17.5cm 、上面の直径約13cm、 底面の直径約9.5cm。
上(注ぎ口)のほうから見るとこんな感じ。
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ひっくり返して下から見ると、こんな風。
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ボディの中央には、コキュお得意の、象嵌が施され、
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そして、下半分にしのぎが入っています。
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器の上部と下部で別々の色違いの釉薬。
すべての仕事がバランス良く配置されていて、実に端正な佇まい。
こういうのをシックっていうんでしょうか?
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全体のフォルムは、下か上にかけた徐々に膨らんでいき、ボディの中央を過ぎたあたりで花が開くよう大きく膨らみ、最後に少しだけ絞られています。
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こうしてみると、高さ17cmとは思えないくらい堂々とした器だと思います。
いいものを手に入れちゃいました。
ラッキーだなぁ。
いやぁ、良かった良かった。

どうも、キタローです!
去年の室生窯の個展でゲットしたものを紹介するシリーズ、その2です。
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今回は、このちょっとブルーがかったグレーに何となく幾何学的な線が描かれた器を…。
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はい、こちらです。
コレは、鉢ですね。
線彫りの 銅鑼(どら)鉢 。
形が銅鑼に似ているからそう呼ばれるているようです。
銅鑼っていうのは、叩くと「グヮーン」ってなるアレですね。
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器の真ん中には、このように四角が4つ並んでます。
コレが、なんていうかパッと見、中華料理の器になるような紋様(双喜紋)みたいだなぁと思ったんですが、室生先生に聞いてみたところ、「どこかで見た家紋」にインスパイアされたってことでした。
なるほどなるほど。
それで、調べてみたらコレ、目結紋と言うそうです。
へー、ですね。
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ひっくり返してみるとこんな感じ。
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裏の方は、釉薬がかかっていないんですが、この土の感じも、また渋くていい感じです。
あと、高台が二重になっているところも、安定感があったていいんです。
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サイズは、直径約19cm。
底面の直径約17.7cm。
高さ約6cm。
料理を盛り付けてもいいし、今の時期ならみかんを盛ったりしてもいいと思います。

(さらに続く)

どうも、キタローです!
昨年の10月くらいから11月にかけて、読谷関係のやちむんの個展やらイベントいくつか続いてありました。
実は、その時にいくつか良いなーと思ったものをゲットしていたんですよね。
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それをまだご紹介(つまり…自慢)して無いことに気づいたので、ちょっとご紹介しちゃいます。
恒例(?)キタコレ。
まずは、コチラから!
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こちらは、10月に那覇の miyagiya ON THE CORNER で開催された、室生窯の個展で手に入れたものです。
描かれているのは、猫…ではなく、虎だそうです。
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なるほど、虎…ですね。
よく見ると実に愛嬌があって可愛らしい。
さらにじっくり観察してみると、朝鮮の焼物に描かれた虎 のように見えないこともありません。
一種の オマージュ なのかもしれませんね。(個人的見解)
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裏面は、この様になっています。
直径、約13cm。
高さ、約3.5cm。
高台の直径、約7cm。
皿にしてはちょっと深く、鉢にしては少し浅い…こういうのは浅鉢っていうんですかね。
今の時期、お鍋用の取り皿にも良さそうな感じです。
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しかし、見れば見るほど味があるな。
今年は、寅年だし、これちょっとヘビーローテーションしちゃいそうです。
この図柄でもっと大きなサイズのものもあったようですが、すでに売れっちゃってました…残念。

(続く)

どうも、キタローです!
ten に展示会を観に行ったけど、工房いろはの器はすでにほぼほぼ完売していて嬉しいやら悲しいやらだった件、ですが…。
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実は、なんと…奇跡的(?)に1個だけ残っていました。
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はい、ソレがこちら。
青…っていうか、ブルーグレイ?、部分的に緑がかった色合いの椀。
サイズは、高さ約6.5cm、直径約11.5cm。
ちょっと捻れながらせり上がっていくような形です。
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下から観るとこんな感じ。
高台の中も釉薬がかかっていて、そこにイロハのサイン。
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上からみた様子。
キレイな円形です。
内側には白い釉薬。
中に入れるものの色がスッキリ引き立ちます。
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見た目もなかなか味わい深い一品だと思うけど、何故コレだけ残っていたのか不思議です。
何はともあれ、ボク的には良かった良かった。
北中城まで行ったかい(?)があったってもんですな。
さて、どういう感じで使おうかなー。

どうも、キタローです!
ちょっと前に、古道具と古家具屋 PEBBLE で購入した 背負子(しょいこ)。
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購入時に「こんなの買ってどうするんですか(笑)」と店主の三橋くんに言われて「いや、お、お、オブジェとして飾ろうかと…」と言葉を濁しつつ、売るつもりのなかった店主にお願いして手に入れたわけです。
でもね…購入したのには、実は大きな理由があったのです。
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それは…こちらです。
もうおわかりですね!
そうです、背負縄(ショルダー部分)が、ブルーとピンクのサガン鳥栖カラー だったから!
もうコレに尽きます。
こういうのは、見つけたときにゲットしないとね。
サガンカラーを見つけたら欲しくなる説です。

とはいえ、うちに持って帰っても「何コレ?どうすんの?」と家族に言われる始末…。
いいんです、コレもサガン愛だから。(きっと)

◆ 古道具&古家具の店 PEBBLE 読谷店
  所在地 読谷村字楚辺2256番地1
  電 話 080-3888-6637
  営業日 金曜日〜日曜日

  時 間 10:00〜18:00

どうも、キタローです!
最近は、出歩く機会もすっかり減ってしまいました。
でも、今流行りの言葉でいうと「オウチ時間」っていうんですか?
いろいろと工夫しながら、楽しまなくっちゃ!ですね。
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そういうときにちょっとしたアクセントになるのが、生活の中で使用する道具たちですね。
ボクなら…ヤチムン、かな?
ということで、久しぶりに、うちで使っているヤチムンのご紹介(自慢)します。
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今回は、こちら!
サオラ( saorapottery ) のマグカップです。
以前にも大きめのお皿を紹介(自慢)しましたが、サオラは小野更生麗(さおら)さんの工房です。
小野さんは、北窯の與那原工房や大宜味の菅原工房等で修行をした後、独立。
今は、恩納村の仲泊で工房を構えています。
與那原さんはもちろん、菅原さんも読谷(大嶺工房や米司工房とか…)で修行された方なので、読谷DNAの濃いつくり手です。
このカップは、高さ約8cm、直径約9.5cm。
形がシンプルでいい感じにまとまっているので小ぶりに感じますが、結構たっぷりなサイズのマグカップです。
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上から見るとこんな感じ。
中が白くなっているので、飲み物の色もちゃんとわかります。
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下から。
高台の内側にも釉薬が掛かってます。
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そしてボディには、この花のような、見方によっては太陽の光のような、そんな紋様がイッチンで描かれています。
全体の色合いも、ちょっと緑がかった茶色?で渋さの中にも華やかさがある仕上がりなんじゃないでしょうか。
ちなみに、ハンドル部分にもさり気なくドット状の紋様があります。
サオラのマグカップ。
最近のお気に入り。

追記:工房壹の壹岐さんによると、イッチンの紋様は、撫子紋だそうです。お花の撫子(なでしこ)ですね。伝統的な紋様なようです。ビックバン紋とかサンバースト紋でもいいような気がするけど(笑)

どうも、キタローです!
先日開催された、女性陶芸家だらけのやちむん市(正式には、「女性陶芸家によるやちむん市」)は、ホント、魅力的なやちむんに溢れていました。
どれもこれも欲しかったのですが、悩んだあげく1点だけゲットしました。
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それが、こちら。
サオラのおさら。(直径29.5cm)
ほぼ尺皿です。
どっしりとした質感に渋めの釉薬が武骨な雰囲気を醸し出しつつ、縁とセンターにちょっとキュートな象嵌が施されていて、グッときちゃいました。
この皿は、何を乗せても絵になると思うなー。
こういうの、欲しかったんですよね。
ちょっと、大きめのお皿。
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ちなみに、裏側はこんな感じになっています。
高台はありませんが、置いたときの安定感もバッチリです。

ちなみに、サオラっていう工房名なんですけど、ボク的にはお皿(オサラ)を軽くモジッたのかなーなんて思ったりしてましたが、工房主のお名前(小野 更生麗)だったんですね。
いやいや、なるほどなるほど。
ついついオヤジギャク的な感覚で…スミマセン。

昨年スタートしたばかりの工房ですが、これは注目ですよ、サオラ

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