キタローのよみたんミーグルグル!!

よみたん中をミーグルグル。読谷村とその周辺のいろいろなことを、ボク(キタロー)が勝手にキョロキョロしながらウキウキウォッチング!?

カテゴリ: 本・雑誌

どうも、キタローです!
新報生活マガジンうない 2017年9−10月号で読谷特集やってます。
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タイトルは、「わったーしま 魚で咲かなんー読谷村ー」
…さかなでさかなん。だ、ダジャレですよね?
もしかしたらじわじわダジャレブームが来ているかも。
ウシをウシろからみて〜 に比べれば、若干高尚な感じはしますが…まぁ、ダジャレ。
しかし、都屋漁港周辺を中心にした水産資源フォーカスした特集だし、言葉の意味も深そうなんで、ありです!
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ページをめくってみると水産資源にフォーカスとはいえ、そこはさすがに”うない”。
抜かりありません。
村内の歴史文化、現状をざっと紹介してくれてます。
あ!FMよみたんの仲宗根社長も登場してる。
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そして、みひらき2ページを割いて都屋漁港のおさかなフェスタのことやジンベエザメが村魚になったことも記事にしてくれてます。

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こちら村魚制定記者会見の様子。
石嶺村長と金城漁協長、そしてジンベエザエの3ショットですね。
今年、晴れてジンベエザメが村魚になったそうです。
しかし、ジンベエの巨大フィギュアがあったんですね。ちょっとビックリ!
これは見たことない人も多いと思うんで、ぜひたくさんの皆さんが観れことができるようにして欲しいですね。村魚PRキャンペーンで、役場のロビーとか地域振興センター(CSC)とかに出張して欲しいな。
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あ、それから、もう一つ。
今回のうないには、インタビューコーナー「となりの人となり」(…これもダジャレ臭い)に、読谷の株式会社IKEHARAの池原社長が、取り上げられてましたよ。
農業をひとつの企業として考えて、法人化してるそうです。若者の職場としても魅力的なものにしたいって…カッコイー!見た目もスタイリッシュですが、考え方もクールですね。
何だか、読谷にも新しい波がジワジワきてますよー。

※うないは、非売品のようです。
 琉球新報の副読誌で、琉球新報を購読している方には、新聞と一緒に届けられます。
 新報を購読してない方は、知り合いの購読者に見せてもらうか、村立図書館で。

どうも、キタローです!
この間、知り合いが、FDで先ごろ無くなった山田實さんの写真集のことをアップしていたので、ボクもちょっと読谷関係の写真集を紹介してみます。
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それが、コレ。
平良孝七(たいら・こうしち)さんの写真集「沖縄1961-1981 カンカラ三線」です。
平良さんは、1977年(1976年度)に自費出版した写真集「パイヌカジ」で写真界の芥川賞といわれる木村伊兵衛賞 を受賞している方です。(コレってスゴいことですよ!)
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そして実は、平良さんは、生前(残念ながら平良さんは、1994年に亡くなられてます。)読谷村の大添(楚辺)にお住まいだったんです。
知らなかった…村民に木村伊兵衛賞受賞者がいたなんて!
コレちょっと、ビックリしました。
しかし、当時は、おおらかっていうか、自宅の住所と電話番号を掲載していたんですね。
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写真集の構成はこんな感じになっています。
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そして、中身はこんな感じ。
人々の何気ない姿が風景とともにモノクロで写っています。
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読谷村内で撮られた写真もいくつかあって、コレは、1980年の楚辺の運動場付近の写真。
もしかしたら、この中に知っている人が写っているかもしれない…。
ボクとも微妙にシンクロしている感じがします。
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戦後の各分野での主な人たちの章には、たくさんの沖縄の有名・著名・高名の方々の中に
陶芸の金城次郎さんとか
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屋良朝苗元県知事が写っていました。
この写真、結構有名な写真なんじゃ…。
モノクロの写真ってなんか味があっていいですね。
この写真集は、資料的な価値も大きいんじゃないかな。

ちなみに、名護博物館では、毎年彼の写真展 が行われていたそうですよ。

平良さんの木村伊兵衛賞受賞作、「パイヌカジ」も一度観ていたいなぁ。
自費出版らしいから、結構難しいかなぁ…。

どうも、キタローです!
読もう読もうと思いつつ、なかなか読めてない本ってありますよね。
ボクにとっては、この本がそうでした。
「ホテル日航アリビラのスタッフがおすすめする沖縄・読谷の笑顔に出会う旅」(タイトル長っ。)
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この間、ふと近くにあってパラパラとめくってみると…いいじゃないですか!
知ってる方々がたくさん、読谷のことを語ってて、ついつい読み込んじゃいました。
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こんな方々が、自分のスタンスで読谷のことを語ってます。
ホテル日航アリビラと言えば、言わずと知れた一流リゾートホテルですが、こんな本も作ってたんですね。さすがです!
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やちむん関係では、大御所、大嶺實清先生も登場されてます。
さすが!のお話をされています。
實清先生のお話は、ほんと面白いし、深いし、いろいろ勉強になります。
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そして、北窯代表は、與那原さん。
與那原さんも、ほんと味のあるいいお話をされています。
いつもの自然体でひょうひょうと、時に笑いながらお話されている様子が目に浮かぶなぁ。
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言葉にするとちょっとこそばゆいけど、読谷を好きな気持がたっぷり詰まっている感じがする1冊です。
語り手の皆さんだけじゃなくて、作り手も含めて。
この本を読んで、たくさんの方が興味をもって、読谷に足を運んでくれたらほんといいな。
ありがとう、アリビラさん!
地元のボクにも、改めて気づくこともたくさんありました。
読谷に住んでいる人にもオススメです。
この本は、Amazon でも売ってますよ!

◆ ホテル日航アリビラのスタッフがおすすめする沖縄・読谷の笑顔に出会う旅
  編著 ホテル日航アリビラ編集室
  発行 英治出版株式会社
  定価 800円+税

※編集協力のとこに懐かしい名前がありました。木口さん、元気かなぁ。

どうも、キタローです!
今日は、モズクの日でした。
結構、好きなんです、モズク。
ところで、このあいだ 北窯の窯出し のことをこのブログで書きましたが、北窯を題材にした絵本があったことを思い出しましたよ。(話変わりすぎ)
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それがこちら、「きのぼりとかげへおくりもの」。
2001年4月30日初版発行。
今から、16年前に出版された絵本です。
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中を開いてみると、まさに北窯の風景が描かれてます。
ここは、米司工房ですね。
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こちらは、窯詰めの様子が描かれてます。
やっぱり 今もかわりません ね。
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これもまさにそのとおり!
焚口と、火入れの時の慰労会(?)は、ほんとこんな感じです。
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この絵本は、北窯ファンの皆さんにとっては、たまらないものなんじゃないでしょうか。
この絵本の中でメインで描かれているのは、米司工房です。
そのへんは、あめつちの日々 にも繋がるものがありますね。
この絵本の主人公の”けんご”は、米司さんの息子の健悟くんだと思いますが、当時小学生(?)だった彼は、今では、若手陶工として米司工房を背負って頑張ってます。
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これは、窯出しの後の業者販売の様子でしょうか。
右奥にお茶を飲んでいる米司さんらしい背中が…。
今は、人気沸騰中の北窯なんで、こんなにのんびりした様子ではないですね。
全国からバイヤーが集まって、あっという間に商品が無くなってしまいます。
北窯や沖縄のやちむんを巡る状況は、ここ10年でだいぶ変わってしまいましたが、
北窯でのものづくりの営みは、相変わらず同じように行われています。
絵本のストーリーは、けんごが工房の近くで捕まえたきのぼりとかげに、自分で作ったとくべつな焼物の小さな椅子をプレゼントするといったものですが、その背景に北窯の日常の様子がかわいらしく、でもしっかりと描かれています。
この絵本は、北窯の歴史を記録した貴重な資料かもしれませんね。
今なら、Amazonでも探せるかも!
気になる方はネットでチェックしてみてください!

◆ きのぼりとかげのおくりもの
  作 今関信子 絵 西村繁男
  発行所 朔北社
  定価 1,600円+税

どうも、キタローです!
今日は、朝から冷たい雨…イヤですねぇ。
ところで、先日嘉手納の宮脇書店でこんな本を見つけましたよ。
枻出版社が出している「別冊DiscoverJapan_DESIGN [完全保存版]うつわの教科書」
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過去にDiscoverJapanシリーズ等枻出版社が出した器の雑誌をまとめたものみたいです。
この本、教科書というだけあって、全国各地の器の産地や作家・陶工さんから、民藝のこと、陶器と磁器の違いなんかも結構丁寧にしかも読みやすく説明されてて、すごくいいと思います。
さすがに、2,000円近くするんですが、焼物が好きな方にはオススメです。
そして、読谷のヤチムンも紹介されていますよ。
ちょっと、アレなんですけどね…。
というのも、
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ジャーン、こちらです。
民藝の2大産地、読谷焼と小鹿田焼。
読谷焼?
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ボクは、個人的には聞いたことがないんですが、
いつの間にかそういう名前になっているんでしょうか?
…気になります。
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読谷には、まだ読谷で作られているヤチムンを総称する名前はないと思います。
60以上ある工房毎の振れ幅も広いし壺屋焼のような組合もまだないので、(細かいことを言えば)そういう定義もないと思います。逆にいえば、どっちかっていうと自由にいろいろな表現をしていることが多様性に繋がって、だからこそ面白いんじゃないかな。
自分で読谷焼を名乗っている工房もないと思うし…。(いたらごめんなさい)
まぁ名前がないのもアレなんで、いろいろひっくるめて「読谷焼」っていうふうに表現したんですかねぇ。「読谷のやちむん」的な意味で。
その点、小鹿田焼とはちょっと事情が違うと思います。
若干誤解を招きそうな表現もあるし(勘違いしちゃったのかなぁ…)
ここで書かれてことが、一人歩きしちゃって、読谷焼という焼物の産地があるんだと思われて、「読谷焼ってどこで作ってますか」とか「どこで売ってますか?」って言われたら困っちゃうと思うな。
そこは、個人的にはちょっと感心しませんね。
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読谷焼(ないけど)のつくり手として、読谷山焼北窯の松田共司さんと、横田屋窯の知花實さんが紹介さいれています。どちらも、登窯で伝統的な沖縄のやちむんを作っている方ですね。
きっとそういう、読谷山焼窯や北窯の周辺の伝統的な作り手の皆さんが作るやちむんを読谷焼って言いたいんだろうな。でも、そういうものも含めて今の読谷のやちむんはもっと広がりがあるような気がします。
民藝のニ大産地のひとつに小鹿田と一緒に読谷があげられるのは、嬉しいけど、読谷焼って言われると、やっぱりちょっと違和感があります。(ボクだけかもしれませんけど…)
産地としての読谷と、焼物の名前は一緒にしないほうがいいんじゃないかなぁ。
いつか、読谷焼という焼物が産まれてくるかもしてましれませんが、今は、読谷のやちむんでいいと思います。
でも、この本、
そういう細かいことを気にしなければ、中々楽しめる内容になってます。
今日みたいな、雨の日に、コーヒーでも飲みながらパラパラと眺めるのは最高です。

● 別冊DiscoverJapan_DESIGN [完全保存版]うつわの教科書
 エイムック3579(枻出版社)
 1,800円+税

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